2012年11月28日水曜日

【手を下していなくても】自殺生徒の元同級生を書類送検【正犯になる】

自殺生徒の元同級生を書類送検
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121122/k10013684141000.html

(引用開始)

「警察は、元同級生の少年が自殺した男子生徒を含む2人に指示してひったくりをさせていたとして、窃盗の疑いで書類送検しました。」

(引用終了)


窃盗行為に直接関与していない、いわば手を下していない人であっても、窃盗の正犯としての責任を負うことがあります


窃盗の教唆犯になるんじゃないのか?との疑問もあるでしょう。そのような疑問はとても自然なものであり、弁護士などの専門家であったとしても決して忘れてはいけない問題意識だと思います。


正犯と教唆犯の区別は、形式的に出来るものではありません(正犯と幇助犯の区別も同様)。その犯行態様の中身を実質的に考察することによって、はじめて正犯と教唆犯の区別をすることが可能となるのです。


ちなみに、正犯と教唆犯(あるいは正犯と幇助犯)の区別という問題は、司法試験においても度々問題とされています。形式的な判断基準が存在しないからこそ、緻密に事実を分析し、正犯としての実質を備えているといえるか否かを検討する必要があるのです。


実質的な側面に着目するという姿勢は、実務家として絶対に忘れてはならないものだと思います。

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