2013年9月4日水曜日

上告理由についてのまとめ(民事編)

大阪の弁護士中尾慎吾です。
民事訴訟における上告について、まとめておきます。


上告の提起(民事訴訟法312条)

高等裁判所の判決に対し、次のア又はイを理由とするときに提起することがで
きます。

ア 憲法の解釈の誤りその他憲法違反があること
イ 民事訴訟法312条2項所定の重大な手続の違反があること(単なる法令違
反の主張は上告の理由となりません )。

上告受理の申立て(民事訴訟法318条)

高等裁判所の判決に対し、次のア又はイを理由とするときに申し立てることが
できます。

ア 最高裁判所の判例(これがない場合にあっては,大審院又は上告裁判所若し
くは控訴裁判所である高等裁判所の判例)と相反する判断があること
イ その他の法令の解釈に関する重要な事項を含むこと



上告と上告受理申立は、セットで行うことが一般的ですね。正規の上告は憲法違反などに絡めて理由を説明しないといけないため、なかなか難しいでしょう。
もちろん上告受理申立も難しいのですが、最高裁が法解釈としての興味を持ってくれれば、とりあえず判断はしてくれます。まあ、その興味すら持ってくれないことが多いのですが……。


上告提起と上告受理申立は別の手続きであり、いずれも印紙代・郵券代が必要となるのが原則ですが、一通の書面で同時に提起・申立をする場合には、例外的に印紙代・郵券代が一回分で済むことになっています。


このような理由もあるため、やはり上告と上告受理申立はセットで行うべきでしょうね。

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