2013年10月3日木曜日

債務不存在確認訴訟の活用

大阪の弁護士中尾慎吾です。10月になっても昼間はまだ暑いですね。


債務不存在確認訴訟というのは、要するに、本来であれば被告として金銭の請求をされる側から先手を打って訴訟を提起するものです。例えば、内容証明郵便によって金銭の支払を請求されている場合に、そのまま放置するのではなくてこちら側から積極的に訴訟を提起するのです。


こちら側から訴訟を提起するからといって、立証責任が転換されるといったことはございません。立証責任は、原則通りに法律要件分類説に従うこととなります。


債務不存在確認訴訟を提起することによるメリットはいくつもございますが、そのうちの一つとして「相手方のペースを乱す」といったものが挙げられるでしょう。つまり、相手方は自分のペースで訴訟提起をしようと考えているはずであって、自分のペースで弁護士に相談したり準備をしたりしているわけです。そして、あくまで自分が原告であると思っていますから、ある日突然自宅あてに訴状が届けば、驚くことは間違いないでしょう。


弁護士に依頼するかどうか迷っている請求者に対し、事実上、弁護士の選任を強制することとなります。弁護士をつけずに訴訟を追行する人ももちろん中にはいらっしゃいますが、良い結果が出るとは限りませんから、やはり弁護士に依頼される人が圧倒的に多いのです。


債務不存在確認訴訟を活用する弁護士はそれほど多くはないとの印象ですが、何事も先手を打つことが大事です。


和解による解決を視野に入れる場合であっても、訴訟を提起して構いません。粗しょうの期日の中で和解することも、もちろん可能だからです。当事者間のみで話し合うと、どうしても感情的になってしまいがちです。その点、裁判所において和解協議をするのであれば、第三者である裁判官が間に入りますから、話も比較的進みやすいといったことになります。


債務不存在確認訴訟について教示しない弁護士もいるかもしれませんが、私の場合には、そういった選択肢もあるということを必ずご教示しております。


色々な選択肢があるということを、弁護士としては、まず示す必要がございます。それら各選択肢のメリット及びデメリットについてもご説明差し上げたうえで、最終的な手段選択につきましてはご依頼者の判断において決断していただくことになります。


債務不存在確認訴訟、もっと積極的に活用してもよいのではないでしょうか。

離婚・男女問題・顧問契約・刑事弁護などを取り扱う大阪の弁護士中尾慎吾トップページはこちらからどうぞ

ご挨拶

【諦めません】
知恵を絞って、解決策をご提案させていただきます。

【自信があります】
サービスの質に、絶対的な自信があります。

【あなたのために】
全力でお手伝いをさせて下さい。