2015年2月13日金曜日

【刑事裁判】強制わいせつ事件で逆転無罪=裁判員判決を破棄―大阪高裁



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強制わいせつ事件で逆転無罪=裁判員判決を破棄―大阪高裁

判決は、バーのカウンターから検出された男性の掌紋の位置が、女性の証言と一致しないと指摘。「被害証言には変遷があり、負傷状況と証言との整合性が高いとは言えない」と述べ、信用できないと判断した。
 一審判決は、女性の証言のうち、少なくとも男性からわいせつな行為を受けたと一貫して述べた部分は信用できると判断していた。
 男性は2013年6月、京都市下京区のバーで、閉店後に退店を求められたのに憤慨して、店員女性を押し倒してわいせつな行為をし、右足に約1週間のけがをさせたとして起訴されていた。
判決文を読まずして具体的な批評を加えることは危険ですが、気になったのは、被告人の実名が出ていないという点です。
一般的に、有罪判決として報道される場合、実名が公表されます。逮捕段階においても同様です。実名報道の是非については様々な議論が存在するところであり、単純に判断できる性質の問題ではないでしょう。

無罪判決の場合、被告人にしてみれば、自身の不名誉が晴らされたという意味において、実名報道の合理性は、より認められやすくいなりそうなものです。もちろん、個別において実名報道を望まない無罪の被告人が存在することとは全くの別問題ではあります。

逮捕段階または有罪判決の場合においても一切実名報道をしないという立場であれば、無罪判決の場合にも実名報道をすべきでないという結論に結びつきやすそうです。
他方、逮捕段階または有罪判決の場合において実名報道をするという立場であれば、無罪判決の場合にも実名報道をすべきという立場に親和性があるのではないでしょうか。

今回の事件は、裁判員裁判の判断が覆ったという意味においても検討対象となるべき事件ではありますが、それ以上に、実名報道のあり方という点において問題を提起する事件だと思いました。

なお、本件はまだ判決が確定していませんが、判決が確定しているか否かということと実名報道の可否ということの間に何らかの関係が存在するかという点から検討することも必要でしょう。

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